ひび割れ検出ユニット
可視画像と距離画像を組合せてひび割れを自動検出する。幅 0.2㎜以上のひび割れを自動検出できる。
技術紹介
トンネル点検・診断のDXシステム
iTOREL（アイトーレル）
高所作業車に取り付けられた点検用スイングアームに搭載した『打音検査ユニット』と『ひび割れ検出ユニット』によつてリアルタイムにひび割れと、うきを自動検出するトンネル点検・診断システム iTOREL(アイトーレル)を開発しました。
検出した点検データから展開図や写真台帳作成をサポートでき、内業の効率化も図れます。
[ システムのポイント ]
- 走行しながら点検が可能で、スピーディーなトンネル点検が可能
- トンネル覆工のひび割れ、うきの自動検出、背面空洞探査を同時計測
- 点検支援技術性能カタログ：TN020005－V0323
- 「第10回ロボット大賞」優秀賞(社会インフラ･災害対応･消防分野)受賞
- NETIS登録No：ＱＳ-230037-Ａ
- 国土交通省大臣表彰制度の受賞技術による活用促進技術に選定（工事成績評定で加点の上乗せ措置あり）
動画でトンネル点検の様子を見る
iTORELが選ばれる6つの特徴
01.打音検査ユニット
02.ひび割れ検出ユニット
03.映像撮影ユニット
04.電磁波レーダユニット
05.帳票作成
06.カスタマイズ可能なシステム
打音検査ユニット
人の点検動作を模倣した機構とAIで「うき」を自動判定し、判定結果をトンネル展開写真にプロットできる。
映像撮影ユニット
ひび割れ検出ユニットでは近接撮影が行えない坑内照明などの設備周辺を画像撮影ユニットにより撮影し、設備のボルトの脱落などを記録する。
電磁波レーダユニット
コンクリート表面・道路面・トンネル覆工表面から、内部に向けて電磁波を放射し、放射した電磁波の反射波を受信することで、対象物や空洞の位置・深さが探査可能な技術で、路面下・トンネル覆工背面の空洞の探査や、コンクリート内部の鉄筋をはじめ、塩ビ管、電気配線、空洞の探査が可能です。
帳票作成
点検ユニットで取得した点検データを使用することで、変状展開図・写真台帳の作成時間が半分に削減できる。
カスタマイズ可能なシステム
ガイドフレームや走行フレームの組合せを変えることで、道路トンネルから水路トンネルまで大小のトンネル断面図に対応できる。
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新しいトンネル点検専用車両
MIMM（ミーム）
MIMMの2つの計測システムにより、画像データと3次元レーザーデータを同時に取得することができます。それを複合解析し、トンネルのコンクリート壁面に発生した様々な損傷を変形と視覚的に表現可能です。
計測は80㎞/h程度の速度で計測できるため、道路利用者への負担が大きいトンネルの通行止めや交通規制の必要がなく、長大なトンネルも短時間で効率よく計測ができるため大幅なコストダウンが図れます。
[ システムのポイント ]
- 法定速度で走行しながら計測できるため、交通規制は不要です。
- 画像計測技術とレーザー計測技術により、トンネル覆工状況と3次元形状を同時計測できます。
- 0.3ｍｍのひび割れやその他変状を把握することができます。
- NETIS登録No：KK-130026-VE
- 点検支援技術性能カタログ技術番号：TN010006－V0423
動画でトンネル点検の様子を見る
MIMMが選ばれる4つの特徴
01.画像計測技術
02.レーザー計測技術
03.MIMM-AI
04.MIMM台帳
画像計測技術
ひび割れや付帯設備を高精細なカラー画像で取得。またレーザ計測を活用し、正確な寸法や位置精度で変状展開図を作成することが可能です。
レーザー計測技術
トンネルの変形状態を把握するためMIMMで取得した3次元トンネル点群データより推定断面を求め、推定断面より内側を示す値を赤色、外側を示す値を青色で表示し視覚化したものです。
MIMM-AI
学習系AIのディープラーニング技術を用いて従来人が行っていた作業をAI技術で自動化することで業務の迅速化や効率化を図ります。MIMM画像からひび割れや設備物を自動抽出したり他施設物で発生する損傷などを判定するためのソフト開発を行っています。
【点検支援技術性能カタログ技術番号：TN010031-V0023】
MIMM台帳
MIMMにて計測・作成した画像および変状展開図を元に、点検調書の変状写真と変状情報が自動入力されるシステムです。（対象は台帳C-1-1,D-1-1）
【点検支援技術性能カタログ技術番号：TN010020-V0123】